来迎寺(らいごうじ)宝篋印塔

 来迎寺(らいごうじ)(京都府向日市物集女御所海道25)

来迎寺(らいごうじ)宝篋印塔(南北朝時代 貞和四年 1348年、花崗岩、高さ 約164Cm)

塔身正面、金剛界四仏の種子を月輪内に薬研彫りする(アク:不空成就)
宝篋印塔は、門をくぐった右側、板碑の左側に立っている 塔身左面、金剛界四仏の種子を月輪内に薬研彫りする(ウーン:阿閦如来)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する

塔身背面、金剛界四仏の種子を月輪内に薬研彫りする(タラーク:宝生)
塔身右面、金剛界四仏の種子を月輪内に薬研彫りする(キリーク:阿弥陀) 相輪は完存する。上から、宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢

基礎頂部は反花、側面は三面が、輪郭を巻き内に格狭間をつくる。背面のみ無地で貞和四年の紀年名が入る

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完存する南北朝時代の宝篋印塔。同年作に浄土寺宝篋印塔(越智式)(重文・広島県)がある

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* 阪急京都線「洛西口駅」下車、西へ徒歩 約10分

(撮影:平成20年3月1日)