安養寺の宝塔

 安養寺(あんようじ)(京都市東山区円山町)

 安養寺は山号を慈円山といい、円山公園の名称のもととなった。延暦年間(782〜806)に最澄が開創したと伝える

安養寺宝塔(重要文化財、鎌倉時代初期、花崗岩、高さ 244Cm)

塔身正面に扉を開き、多宝、釈迦二仏が並座する 宝塔裏面

安養寺は、法然・親鸞両上人念仏発祥の地・吉水(よしみず)草庵として知られる

安養寺阿弥陀石仏(鎌倉時代、花崗岩、高さ 1.5m)

宝塔塔身の多宝、釈迦二仏 宝塔の奥にある多層塔。火輪がたくさんある五輪塔に見える

宝塔は、慈鎮(慈円)和尚多宝塔と呼ばれている

安養寺 阿弥陀堂

建久年間(1190〜1199)に慈鎮(じちん)が中興し、安養寺と称した

安養寺墓地にあった美しい五輪塔

至徳年間(1384〜1387)に、国阿(こくあ)上人により再興され、以後、時宗になった

キリーク(阿弥陀如来)の種子を刻む石碑(安養寺墓地)

 八坂神社(やさかじんじゃ)石鳥居と石燈籠                 石仏と石塔-目次!

安養寺から100m位西に下りた、円山公園にあった善導寺型灯籠(火袋に茶碗・炭斗・火箸・茶釜・柄杓・五徳などを刻んだ灯籠)
-、
石造宝塔紀年順  石山寺(いしやまでら)宝塔(鎌倉時代中期)  石造 宝塔-紀年順-目次

* 京阪「四条」・阪急「四条河原町」下車、徒歩 約15分

(撮影:平成19年4月21日)