御上神社(みかみじんじゃ)縁束座

 御上神社(みかみじんじゃ)(滋賀県野洲市三上838

  近江富士 三上山(標高 432m)の山裾にある神社で、山頂に天御影命(あめのみかげのみこと)が降臨されたのを祀ったのが始まりといわれている。

御上神社本殿 縁束座(えんづかざ)(本殿:国宝、南北朝時代前期 建武四年 1337年、花崗岩、直径 36Cm)

御上神社本殿(国宝)の縁廻りに、特殊な礎石として縁束座が用いられている。六角型につくり、上端は複弁の反花で計12個ある

本殿 縁廻り (本殿:国宝、南北朝時代初期 建武四年 1337年)

本殿は鎌倉時代中期で、縁廻りと向排(こうはい)は南北朝時代初期の改造。正面右端の縁束座に「建武二二(四)(1337)と刻まれている

御上神社 本殿(国宝、鎌倉時代中期、桁行三間 梁間三間、入母屋造、向排一間、桧皮葺)

仏堂的要素を取り入れた神社建築で、簡素な美しさを見せている。入母屋造本殿の代表的建築物。

御上神社楼門 (重要文化財、鎌倉時代中期 弘安三年 1280年、三間一戸、入母屋造、桧皮葺)

御 上 神 社

国道8号線側に石鳥居があり、楼門、拝殿(重文)、本殿へと続く

 報恩寺(ほうおんじ)五重石塔                        石仏と石塔-目次!

御上神社 本殿

*JR東海道本線「野洲駅」より、滋賀交通バス 北山センター前行きに乗車、「御上神社前バス停」下車 徒歩5分。

(撮影:平成22年2月24日)