宝樹寺(ほうじゅじ)(滋賀県野洲市小篠原216)
銘はないが、完存する鎌倉時代末期の宝篋印塔、とてもいい形をしている
宝樹寺(ほうじゅじ)宝篋印塔(市指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 151Cm)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(正面、キリーク:阿弥陀) | ||
宝篋印塔は、寺の門をくぐってすぐ右手に祀られている | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(東面、ウーン:阿閦如来) |
宝篋印塔 笠
笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(北面、アク:不空成就) | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(南面、タラーク:宝生如来) |
宝篋印塔 基礎
基礎上端は複弁の反花、側面は、四面とも輪郭を巻き内に形のいい格狭間をつくる
相輪は、他の部分に比べ少し大きめで、上から宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢。石塔は、鎌倉時代末期の作で、形よく完存する。 |
宝樹寺(ほうじゅじ)
養専寺の公孫樹(いちょう)
養専寺(ようせんじ)(滋賀県野洲市小篠原1441)
養専寺(ようせんじ)境内の公孫樹(いちょう)
宝樹寺の宝篋印塔を撮影に行った時、野洲駅から歩いていたら見事に色づいた公孫樹(いちょう)の大木があった
心がざわめき、おもわず、シャッターを切った。
養 専 寺
門をくぐった正面が公孫樹(いちょう)の大木。紅葉時には、満開の桜に似たあやしい魅力がある
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*宝樹寺へは、JR東海道本線「野洲駅」下車 東北方向へ徒歩27分。途中の、養専寺へは、野洲駅から東方向へ 約600m。
(撮影:平成21年11月30日)