三大神社(さんだいじんじゃ)石燈籠

 三大神社(さんだいじんじゃ)(滋賀県草津市志那町吉田309)

  三大神社は、毎年四月下旬から五月上旬にかけて、みごとな古藤の花が咲くことで有名。

三大神社 石燈籠(重要文化財、鎌倉時代後期 正応四年 1291年、花崗岩、高さ 223Cm)

宝珠は、請花がなく、美しい形をしている
六角型の石燈籠は、本殿の板垣内、向かって右手前に立っている 火袋は、火口二面、残り四面は壁面とする

笠の蕨手(わらびて)は、美しく立ち上がり、欠損部はない

中 台

側面は二区格狭間で、下端に美しい単弁の蓮弁を十二葉刻出する

竿は六角で、中節を挟んで二面に「正応四年(1291)辛卯三月日、僧永口、敬白の六角柱の竿では最古の紀年銘がある。

基 礎

上端は鎌倉後期の特徴を示す複弁反花、側面は輪郭を巻き格狭間をつくる

火袋は、火口の二面を除く壁面四面の中区に、蓮華座上月輪を陽刻し、内に祭神の本地仏であろう地蔵菩薩の種子「カ」を刻む

三大神社 拝殿

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三大神社 (さんだいじんじゃ)

 石燈籠(いしどうろう)

*JR草津駅西口より近江鉄道バス 琵琶湖博物館行きに乗車、北大萱バス停」下車 北西方向へ徒歩 約10分。

(撮影:平成20年)