無量寿寺(むりょうじゅじ)宝篋印塔

 無量寿寺(むりょうじゅじ)(滋賀県草津市青地町1132)

無量寿寺宝篋印塔(市指定文化財、鎌倉時代後期 正安四年 1302年、花崗岩、高さ 約166Cm)

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦)
石塔は、本堂に向かって左手前に立つ。基礎下の台座以下は後補 塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来)

笠は下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭つきで内は無地

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)
塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) 塔身、「キリーク(阿弥陀)」の左右に正安四年(1302)の紀年名を刻む

基礎は壇上積式で、上端は二段、側面は四面とも美しい格狭間をつくり内は無地

石塔は相輪を含め完存する。相輪は下から、伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠。鎌倉時代後期 正安四年(1302)の銘がある宝篋印塔で貴重

  

宝篋印塔は、二段の基壇・反花座・台座 (以上 後補)の上に安置され、整った姿を見せている

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無  量  寿  寺

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*JR草津駅前から帝産バス「青地西バス停」下車 徒歩6分

(撮影:平成21年3月15日)