石山寺（いしやまでら）（大津市石山寺1-1-1）

　天平19年（747）聖武天皇の勅で建立されたと伝えられる東寺真言宗の別格本山。西国三十三ヶ所第十三番札所

石山寺三重宝篋印塔（重要美術品、鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 260Cm)

		頂部の相輪は欠失し、五輪塔の風・空輪を載せている
珍しい三重宝篋印塔は、宝蔵の前に立っている		三層目笠、下二段、上三段、隅飾りは一弧素面で古式を伝える

初層軸部、舟形を彫りくぼめ像高 約20Cmで蓮華座に坐す顕教四仏を半肉彫りする（正面：阿弥陀如来）

二層目笠、下二段、上二段、隅飾りは一弧素面で古式を伝える
初層笠、下二段、上二段、隅飾りは一弧素面で古式を伝える		寄せ集めでなく、本来の軸部と笠を積重ねた三重宝篋印塔

初層軸部、舟形を彫りくぼめ蓮華座に坐す顕教四仏を半肉彫りする（左面：弥勒）

		初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする（背面：薬師如来）
寺では、この三重宝篋印塔を紫式部の供養塔と伝えている		初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四仏を半肉彫りする（右面：釈迦如来）

基礎上端は二段、側面は四面とも無地で刻銘はない

　石山寺(いしやまでら）石造宝塔　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

木造多宝塔 本尊 大日如来坐像（重要文化財、快慶作、鎌倉時代、像高 96.7Cm)

宝篋印塔紀年順

福田寺（ふくでんじ）宝篋印塔（鎌倉中期後半〜鎌倉後期前半）

宝篋印塔-紀年順-目次

＊JRびわ湖線「石山寺」下車、京阪バス 石山団地行きに乗車約10分、「石山寺山門前」下車すぐ

（撮影：平成17年4月23日、平成21年9月3日）