柳宮(やなぎみや)神社宝篋印塔

 柳宮神社(やなぎみやじんじゃ)(滋賀県東近江市木村町335)

柳宮神社(やなぎみやじんじゃ)宝篋印塔(南北朝時代前期、花崗岩、高さ 93Cm)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(正面、キリーク:阿弥陀如来)
宝篋印塔は、拝殿の向かって右側奥、石柵に囲まれ立っている 塔身、金剛界四仏の種子を刻む(左面、アク:不空成就)

笠下端は珍しい単弁の蓮弁、上段は五段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(背面、ウーン:阿閦如来)
塔身、金剛界四仏の種子を刻む(右面、タラーク:宝生如来) 相輪は失われ、五輪塔の風・空輪を載せている

基礎上端は二段、三面に輪郭を巻き格狭間内に開蓮華を浮彫にする。一面は輪郭のみで格狭間も作らず無地

笠の隅飾(すみかざり)は、二弧輪郭付で内は無地、やや外傾する。笠下の単弁蓮弁が珍しい南北朝時代初期の遺品

相輪の部分に五輪塔の風・空輪を載せている

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柳宮神社(やなぎみやじんじゃ)拝殿

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*近江鉄道「京セラ前駅」 下車、西方向へ 徒歩 約35分

(撮影:平成21年1月29日)