常光院(じょうこういん)(埼玉県熊谷市上中条1160)
鎌倉幕府の評定衆となり貞永式目の制定に加わった中条家永が祖父常光の菩提を弔う為、館の一部を寺とした。
常光院(じょうこういん)阿弥陀三尊図像板碑(鎌倉時代後期、緑泥片岩、高さ 110Cm)
本堂の西側、墓地内に立つ。中央に来迎阿弥陀、その右下に観音、左下に勢至、三尊は蓮華座上の二重光背形の中に半肉彫りする |
板碑 上部
頭部山形、その下の二段は側面のみ切込をつくり、身部との界線を横に一本刻む
中央は二重光背形を彫りくぼめ、蓮華座上に立つ来迎阿弥陀如来を半肉彫りする。三尊の両端に刻んだ意匠化された蓮花が珍しい |
脇侍、観音・勢至の両菩薩
両脇侍は中尊に向かい合い、やや腰をかがめた形で、観音菩薩は蓮台を持ち、勢至菩薩は合掌する
板碑 下部
常光院 本堂
鎌倉幕府の評定衆となり貞永式目の制定に加わった中条家永が、祖父常光の菩提を弔う為、館の一部を寺とした。
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常光院
*JR熊谷駅前から国際十王バス 葛和田行きに乗車、「竹の内バス停」下車 北方向へ 約300m。
(撮影:平成22年11月20日)