西浄寺(さいじょうじ)(埼玉県加須市砂原2187)
釈迦如来の種子「バク」を主尊とする板碑で、鎌倉時代中期 弘安元年(1278)の紀年銘がある。
西浄寺釈迦種子板碑(市指定文化財、鎌倉時代中期 弘安元年 1278年、緑泥片岩、高さ 126Cm 下幅 32Cm)
門内、本堂への小道、右手に立つ。惜しくも、板碑上方を欠損する。身部は、上方に釈迦種子を蓮華座上に、下方に紀年銘を刻む。 |
板碑 頭部
向って右側を欠損、頭部山形、下に二条線、身部は一重線の輪郭を巻く。
蓮華座上に釈迦如来の種子「バク」を」刻む。 | 板碑は境内より出土、板碑群として市の文化財に指定されている。 |
板碑下方の刻銘
刻銘は、「弘安元年(1278)、戊寅五月 日」と刻む。
西浄寺(さいじょうじ)板碑群(市指定文化財)
西浄寺は、旧 大利根町に所在する。
西浄寺 元亨四年銘 阿弥陀種子板碑(埼玉県加須市砂原2187)
阿弥陀如来の種子「キリーク」を主尊とする板碑で、鎌倉時代後期 元亨四年(1324)の紀年銘がある。
西浄寺 阿弥陀一尊種子板碑(市指定文化財、鎌倉時代後期 元亨四年 1324年、緑泥片岩、高さ 66Cm 下幅 21Cm)
頭部山形、下に二条線、身部は一重線の輪郭を巻き、上方 蓮華座上に阿弥陀如来の種子「キリーク」を薬研彫し、下方に紀年銘を刻む。
刻銘:「元亨二二(四)(1324)年、四月八日」
西浄寺 永和三年銘 阿弥陀種子板碑(埼玉県加須市砂原2187)
阿弥陀如来の種子「キリーク」を主尊とする板碑で、南北朝時代後期 永和三年(1377)の紀年銘がある。
西浄寺 阿弥陀一尊種子板碑(市指定文化財、南北朝時代後期 永和三年 1377年、緑泥片岩、高さ 55Cm 下幅 17Cm)
頭部山形、下に二条線、身部の輪郭はなく、上方 蓮華座上に阿弥陀如来の種子「キリーク」、下方に紀年銘を刻む。
刻銘:「永和三年(1377)、十月 日」
西浄寺(さいじょうじ)板碑群(市指定文化財)
乗蔵院(じょうぞういん)阿弥陀一尊種子板碑 石仏と石塔-目次!
西浄寺 (真言宗豊山派)
*東武伊勢崎線 加須(かぞ)駅北口から朝日バス 大越馬場行きに乗車、「庚申前バス停」下車 東方向へ 約1.8Km。
(撮影:平成25年3月7日)