満願寺(まんがんじ)(埼玉県行田市野744)
板碑は、阿弥陀如来の種子を正面に刻み、紀年銘は改刻されている。満願寺は、枝垂れ桜で有名な花の寺
満願寺 阿弥陀一尊種子板碑 (緑泥片岩、地上高 98Cm 下幅 43Cm 厚さ 8.8Cm)
本堂手前、向かって右側に立っている。身部上方に直接、大きく 阿弥陀如来の種子「キリーク」を薬研彫する。下部の刻銘は改刻されている |
板碑 上部
頭部山形、その下に二段の切込をつくる。塔身は、輪郭を巻かない
阿弥陀の種子「キリーク」 | 板 碑 側・背 面 |
板碑、下方の刻銘
刻銘は、元の刻銘の上から、「開山、宗鈍」「天正四年(1576)、丙子七月十二日」と大きな字で刻み、当初の文字は読めない
満願寺のシダレザクラ(市指定文化財、推定樹齢 約600年) |
満願寺のしだれ桜、「広前に大木の垂桜あり、垂縁長くして花の頃は優艶なり」
と天保六年(1835)に岩崎長容により増補された「増補忍名所図絵」に記されている
勝願寺(しょうがんじ)六地蔵図像板碑(断碑) 石仏と石塔-目次!
満 願 寺 (まんがんじ)
*JR高崎線 「吹上駅」下車、東方向へ 約4.5Km。正覚寺より東南方向へ 約1Km。
(撮影:平成22年4月10日)