（くにさきはんとう）

　熊野磨崖仏（国指定史跡、重要文化財）（大分県豊後高田市平野字登沢）

　国東半島のつけ根に位置する豊後高田市南部の山中にあり、熊野修験道との関わりから生まれた。仁聞菩薩の作と伝えられる

熊野磨崖仏・不動明王像 （重要文化財、平安時代後期、高さ 8.07ｍ）

荒石混じりの凝灰角礫岩の懸崖に半肉彫されている

憤怒相でなく、柔和な慈悲相であり、厳かな雰囲気を持った不動明王である

熊野磨崖仏・大日如来像 （重要文化財、平安時代後期、高さ 6.82ｍ）

頭部上方に三面の種子曼荼羅（しゅじまんだら）が刻まれている

大粒の螺髪（らほつ）がよく残っていて表情も穏やかで耳が極端に大きい

（種子曼荼羅：中央に愛染明王を中心とする理趣教（りしゅきょう）曼荼羅、左右に金剛界・胎蔵界の両界曼荼羅が配されている）

　熊野墓地（くまのぼち）宝塔（国東塔）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

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