(南壇 北向き、東から7基目)
定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)
法華経 提婆達多品に出る偈(げ)を刻む板碑で、室町時代後期 永禄十二年(1569)の紀年銘がある。
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (室町時代後期 永禄十二年 1569年、凝灰岩、高さ 88.7Cm 幅 25.4Cm) |
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南壇北向き、東から七基目。中央に七字題目、その両側に法華経 提婆達多品に出る偈、下方に紀年銘と被供養者名 他を刻む。 |
板碑、頭部
頭部山形、下に二条の切込、額部は突出する。額部の高さは12.4Cm。
板碑、身部 | 刻銘:「永禄十二年、己巳、二月十三日」 |
身部の刻銘は、中央にひげ文字で大きく「南無妙法蓮華経」の七字題目、その両側に法華経 提婆達多品に出る偈(げ)「若在佛前」・
「蓮華化生」、下方に「為妙信逆修」、「・・・」、「・・・」、、「敬白」、「永禄十二年(1569)、己巳、二月十三日」と刻まれている。
板碑、下部
刻銘:「為妙信逆修」、「・・・」、「・・・」、、「敬白」、「永禄十二年(1569)、己巳、二月十三日」
「若在佛前」 → | 「蓮華化生」 |
法華経 提婆達多品に出る偈
偈(げ):「若在仏前(にゃくざいぶつぜん)」、「蓮華化生(れんげけしょう)」
[ 若し仏前にあらば、蓮華の中に化生せん。 ]
南壇、北向き 題目板碑 十基
本題目板碑は、向って右(西)から 4基目。
定善寺(じょうぜんじ)元亀三年銘 題目板碑 石仏と石塔-目次!
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑群 四十基 (室町時代後期~江戸時代前期、凝灰岩)
向かって左側が北壇で背中合わせに各10基ずつ計20基、右側の南壇も背中合わせに各10基ずつ計20基の板碑が立つ。
*JR日豊本線 「日向市駅」から南方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成26年5月28日)