別願寺(べつがんじ)石造宝塔

 別願寺(べつがんじ)(神奈川県鎌倉市大町1-11-4)

別願寺(べつがんじ)石造宝塔 (市指定文化財、鎌倉時代後期、安山岩、高さ 310Cm)

笠は鎌倉後期風の軒反。笠 頂上の露盤は二区格狭間入りで関東形式
足利持氏(もちうじ)の供養塔といわれているが鎌倉時代の造立 塔身部、鳥居のような形をした扉型を四方に刻出する

基礎・台座

上端が複弁反花で側面が二区格狭間付の台座上に、側面二区で内部無地の基礎を載せる関東形式

相輪は後補で、江戸時代の宝篋印塔の相輪。多宝塔は、関東形式で普段見慣れている関西の宝塔とは違った雰囲気がある

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もとは真言宗で能生寺という寺名だったが、公忍が一遍上人の弟子になり時宗に改宗、名も覚阿(かくあ)と改め、寺も別願寺となった

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*JR鎌倉駅下車、南東へ徒歩 約15分

(撮影:平成20年3月25日)