日吉神社(ひよしじんじゃ)狛犬(レプリカ)

 日吉神社(ひよしじんじゃ)(岐阜県安八郡神戸町大字神戸1)

  日吉神社 七社の中央、日吉大宮(ひよしおおみや)の左右に置かれている狛犬で、残念ながら本物は一般公開されておらず、レプリカが立つ。

  日吉神社(ひよしじんじゃ)狛犬(阿形)(レプリカ)

日吉社(ひよしじんじゃ)狛犬 阿形(重要文化財、安土桃山時代 天正五年 1577年、砂岩、高さ 約70Cm)

向って左側の狛犬。姿・形が整っていて、頭髪は長く、後へなびく。右前足に「不破河内守光治造立」の刻銘がある。

阿形 狛犬、顔面

口を開き、「ア音」の形をとる。

髪形はオールバック風、尾は小さく巻毛状に立ちあがる。 右前足の刻銘:「不破河内守光治造立」

  日吉神社(ひよしじんじゃ)狛犬(吽形)(レプリカ)

日吉社(ひよしじんじゃ)狛犬 吽形(重要文化財、安土桃山時代 天正五年 1577年、砂岩、高さ 約70Cm)

向って右側の狛犬。頭上に一角があったが、折損したという。左前足に「天正五、丁卯、秊(1577)五月吉日」の刻銘がある。

吽形 狛犬、顔面

口を閉じ、「ウン音」の形をとる。

髪形はオールバック風、尾は小さく巻毛状に立ちあがる。 左前足の刻銘:「天正五、丁丑、(1577)五月吉日」

日吉神社 七社の中心、日吉大宮(ひよしおおみや)(御祭神:大己貴大神)

前方、左右に狛犬が置かれている。

弘仁八年(817) 伝教大師最澄は東国に天台宗を広めるため神戸(ごうど)に立ち寄り、この地を治めていた安八大夫安次の願いにより

近江(滋賀県)坂本の山王社をおうけして、日吉神社が建てられたという。日吉神社が建つ地域は、比叡山領 平野庄の中心。

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日吉神社(ひよしじんじゃ) 三重塔 (重要文化財、室町時代後期、桧皮葺、高さ24.7m)

三重塔は、永正年間(1504~1520)に斉藤利綱が再建し、天正十三年(1585)稲葉一鉄が脩造した。

 狛犬(こまいぬ)他 名品

*養老鉄道 「広神戸(ひろごうど)駅」下車、北方向へ徒歩 約8分。

(撮影:平成25年8月5日)