大嶋(おおしま)神社 胎蔵界大日種子石塔婆

 大嶋神社(おおしまじんじゃ)(宮城県石巻市住吉町1-3-1)

   胎蔵界大日種子「ア」を主尊とする石塔婆で、 南北朝時代前期 延元年間(1336~40)の紀年銘がある。

大嶋神社 胎蔵界大日種子石塔婆(南北朝時代前期 延元年間 1336~40年、粘板岩、高さ 137Cm 幅 34Cm 厚さ 20Cm)

頭部は、山形風。身部は、上方に胎蔵界大日種子「ア」を月輪内に、下方に造立趣旨と紀年銘を刻む。

身部、上方

月輪内に胎蔵界大日如来の種子「ア」を刻む。

身部下方、刻銘(全文) 刻銘:「延元口口(1336~40)十一月」

刻銘は、中央に「延元口口年(1336~40)十一月日、孝子、敬白、左右に「右為逆修善根乃至、法界平等利益故也」と刻む。

身部、下方

 住吉(すみよし)公園 阿弥陀種子石塔婆                      石仏と石塔-目次!

大嶋神社(おおしまじんじゃ)

石鳥居の手前が、住吉公園で、弘安十年(1278)銘阿弥陀種子石塔婆がある。

 板碑(いたび)

*JR石巻線・仙石線 「石巻駅」下車、東南東方向へ 約700m。

(撮影:平成26年4月12日)