正法寺(しょうぼうじ)(京都市東山区清閑寺霊山町35)
延暦年間(782〜805)に最澄が開創し、永和二年(1376)に国阿上人が入寺して時宗霊山派の本山とし、寺号を正法寺と改めた
国阿上人(こくあしょうにん)板碑
国阿上人板碑(鎌倉時代、緑泥片岩、高さ 112Cm) | 阿弥陀三尊の種子「キリーク・サ(観音)・サク(勢至)」を刻む |
関東地方の板碑と同型で、持ち込まれたものとみられている。西向寺・了蓮寺の板碑と合わせて京都の三板碑として知られる
中央に「国阿上人、応永十二年(1405)乙酉九月十一日歳九十二往生子剋」の示寂(じじゃく)年紀が刻まれているが後の追刻と見られている
正法寺五輪卒塔婆(鎌倉時代後期 文保二年 1318年、花崗岩、高さ 107Cm)
五輪卒塔婆の背面に文保二年(1319)の刻銘がある。平安時代に この地にあった霊山寺の遺物とみられている |
正法寺(しょうぼうじ)
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*京都市バス「東山安井バス停」下車、徒歩20分
(撮影:平成20年5月23日)